陶とガラスの融合 松井 桂三[Born]展 2016 7/8(金)-30(土) 月曜休廊 11:00-18:00 (日曜は17:00まで)

投稿日:2016-07-08 更新日:

time capsule

 

                              

 

「陶とガラスの融合」は世界でも類を見ない挑戦です。
ガラスは熱を加えると730℃位で溶けはじめ、約1300℃でドロドロのゴム状態になり、温度が下降するとそのまま固まります。一方、陶土は熱を加えると土の中の水分が抜け、不純物が焼けて収縮します。温度が下降し100℃くらいになるまで土は収縮し続けます。そのため、この2つの素材の性質を融合させようとすると、収縮率の違いで割れてしまいます。
「陶とガラス」。制作不可能といわれていた異素材の融合作品に挑戦しました。
構想30年、本格的に自分のコンセプトとイメージに合う造形の試作は5年前。何度トライしてもなかなかうまくいきません。1年間の試行錯誤の末やっと自分なりの技法で作品ができるようになり、現在4年目の挑戦を続けています。
今回は数ある作品の中から一部をご高覧ください。       松井 圭三

 

                              

 

大学時代からアートとデザインの領域を超え平面の立体化・立体の平面化作品を制作。
24才の時、横浜から船でナホトカへ。シベリア鉄道でロシアを横断、欧州へ。イタ
リアからギリシャ、トルコ、イラン、アフガニスタン、パキスタン、インド、ミャンマー、
タイ、ホンコンとシルクロードを歩いて旅をする。1993〜2002年 NYにアトリエ。
2004年より茨城県笠間で石彫を始め。33トンの塊の石に[仕掛け]を内蔵した大作を
制作。以後"生命の誕生"をテーマに石彫を続ける。2009年より不可能と言われ
る「焼物とガラス」の融合に挑戦。おそらく世界でも類をみない「融合」作品を制作進
行中である。また、2014年(ロシア)「国立エルミタージュ美術館会館50周年記念」
のポスターアーティストとして招聘を受け4点シリーズを制作。同じく2015年パリ市
より「パリ芸術祭」に参加アーティストとして招聘を受け制作したポスターが、シャン
ゼリゼ大通りやバス中のバス停で展示される。2016年(フランス)エシロールにて
大々的に催される[MADE IN JAPAN]展に招待作家として招聘されている。

 

                              

 

Solo Exhibition 個展:
●2015 The Kharkiv State Academy of Design and Arts
 ハリキウ・デザイン&アートアカデミー(ウクライナ)
●2005 Museo de Arquitectura y Diseno ブエノスアイレス国立建築デザイン美術館(アルゼンチン)
●2004 moravská galerie v Brně ブルノ国立モラヴィアン美術館(チェコ)
●2000 dddギャラリー(大阪)
●1999 Museum für kunst und Gewerbe Hamburg
●1999 gggギャラリー(東京)
●1998 The central Artists hall モスクワ・アーティスト ホール(ロシア)
●1998 大阪芸術大学情報センター(大阪)
●1990 gggギャラリー(東京)

Collection パーマネント&パブリックコレクション:
●Le Centre Pompidou ポンピドゥセンター国立近代美術館(フランス)
●Musěe des Arts Děcoratifs パリ装飾芸術美術館(フランス)
●Hermitage Museum 国立エルミタージュ美術館
●Museum für Kunst und Gewerrbe Hamburg ハンブルグ・アート&クラフト美術館(ドイツ)
●Museum für Gestaltung Zürich チューリッヒ造形美術館(スイス)
●Moravská galerie v Brně ブルノ国立モラヴィアン美術館(チェコ)
●Museum Narodowe w Warzawie ワルシャワ国立美術館(ポーランド)
●Museum house of Humour and Satire (ブルガリア)
●富山県立近代美術館

Awords 賞:世界各地でおこなわれるビエンナーレやトリエンナーレでグランプリ、
金賞、一等賞など獲得。N.Y.ADC賞、金賞、銀賞、銅賞、東京ADC賞ほか国内外
で多数の賞を与えられている。

International July 審査員:世界のビエンナーレやトリエンナーレの国際審査員を歴任
Helsinki, Moscow, Hong Kong, Mexico city, bruno, shenzhen, Kharkiv, etc.

デザインでは、
米国アップル社 Macのパッケージデザインシステム構築及びデザインコンサルタント。
政府広報(内閣府ほか全省庁統一)のシンボルマーク、関西国際空港(株)のシンボルマークなど制作。
最近のヒット商品ではロート製薬「肌研 ハダラボ」のコンセプト企画、ロゴやパッケージ群の
デザイン。ハウス食品フルーチェ、風邪薬プレコールのパッケージデザイン。
高円宮妃久子殿下の絵本「龍の子ケンとリン」の装丁デザインを承る。また高円宮妃
久子殿下の[鳥の写真]展のポスター制作や展覧会のディレクションを承る。
現在、大阪芸術大学短期大学部 デザイン美術学科学科長 教授。

 

                              

 

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