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樋口 愛 展

11/30(fri) - 12/8(sat) 会期中無休
11:00-18:00 (土日は17:00まで)

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かわもにうつるあまのがわ
65.2×53.0cm  2012
パネル、和紙、アクリル

鬼っ子とちょうちょう
65.5×45.5 cm 2012
パネル、紙、顔料、膠


樋口 愛 画歴
1979年 大阪府東大阪市に生まれる
2002年 関西学院大学法学部法律学科卒業

【個展】
2007-2012 ギャラリー風(大阪)

【アートフェア】
2012 ART KYOTO 2012/ホテルモントレ京都(京都)
   ART OSAKA 2012/ホテルグランヴィア大阪(大阪)’11,
   ATHAF 2012/THE WESTIN CHOSUN HOTEL(韓国)
   神戸アートマルシェ2012/神戸メリケンパークオリエンタルホテル(兵庫)’11
2011 KIAF2011/ソウル市(韓国)’10
2010 ART OSAKA 2010/堂島ホテル(大阪)’09,’08
  神戸アートマルシェ2010/神戸ポートピアホテル(兵庫)
2009 神戸アートマルシェ2009/クラウンプラザ神戸(兵庫)


心の目で見たものと
現実に体験したことを
融合させて
慈しむように表現する人
樋口愛さんの
今個展のキーワードは
「絆・創・絵・伝(はんそうえでん)」だそうです

このキーワードが凝縮して
タイトルにもなっている作品
絆創絵伝「会津若松の巻」に注目してみます

まずは「絆」
絵の先生として教え子たちと参加した
被災地、会津若松の子供たちとの
絵画交流展で得た「絆」

進まない復興、原発と
今なお先行き不透明な
環境下に置かれた子供たちの
漠然とした不安を受けてのことか
全体的には灰色トーンが支配していますが
世界中から寄せられたあたたかい気持ちが
太陽となり
そこから紡ぎ出されたやさしさは
創造の女神が率いる子供たちの
エネルギーを吸収して
今まさに誕生の瞬間を迎えた
ドラゴンの形になり
上空を旋回しています
このやさしさとエネルギーのやりとりこそ
樋口愛さんが心の目で見た
「絆」のかたちなのでしょう

そして「創」と「絵」
創造の女神に先導された子供たちは
絵を描くことによって
心を整理することを学びます
想像し、創造する力が
理不尽な現実を
乗り越える力になることを
実感するのです

最後に「伝」
鑑賞者である私たちが
作品から大切な何かを感じ取り
それを必要とする誰かに
伝えることができたとき
絆創絵伝「会津若松の巻」は
平面作品という次元を超えて
完成するのだと思います

ご来廊を心よりお待ちしております。


—新人養成塾—
“カロンズルーム”